電車男と白線流し
「電車男」のドラマ、実はとても楽しみに見ていました。
あんなに突飛な設定なのに、ああいう女の子がああいう男の子を好きになっちゃうっていうのにすごく説得力があって、感心してしまいました。
いやー、伊東美咲ちゃんはかわいかったですなー。
しゃべり方がおっとりしていていいですよね。
しゃべりと言えば、我が家では電車君の「喜んでぇい!」が大変好評で(すっごい笑った)、家族のボキャブラリーとして定着いたしました。今でも流行っています(家庭内)。
あれってきっと全国で好評(?)だったから、続編のラストの台詞に使われたんですよね。そうよね(笑)。
続編では電車君のおたく友達2名の暴走ぶりに唖然としました。
あんなことテレビでやっていいのかしら・・・。
ムスメ達はついていけていませんでした。
「白線流し」は本当に好きなドラマです。
最終章を見ていて、これは「電車男」に似ているなーと思ってしまった。
「女の子が男の子を抱きしめてあげる」話なんですよね。
ラスト、園子の肩にすがるようにして泣きじゃくる渉を見て、「ああ、そうだ。このドラマはずっとこういうドラマだったんだ」ってしみじみ思った。
渉が、「俺は誰にもなにもしてあげていない」と言う台詞、その通りなんですよね。
かわいそうだけど、今まで渉は誰にもなにもしてあげてないんです。
それでも渉を愛さずにいられない女の人がいる。
そういうドラマ。
「泣いてもいいんだよ」
園子の言葉、あまりに自分にとって最後の台詞として納得できる台詞だったので、びっくりしてしまった。そして胸がつまりました。大好きでずっと見続けてきたドラマなので、これだけ納得して終わらせてくれたことに感謝したい気持ちになりました。
その人が元気で生きているだけで、自分もがんばっていける。
そんな気持ち。人を想う気持ち。きれいだな、と思います。
そんなふうに人を好きでいたいなあ、と思います。
ムスメ達にもそういう人にめぐりあってほしいなあ、と心から祈ります。