やさぐれているかも

毎日書く、と書いたのに書けませんでした・・・。
 おととい図書館に行ったのですが、読みたい本が全然見つけられず、「ダ・ヴィンチ」2冊と、本屋でダンナが買おうとしていたのを止めさせた、「流星ワゴン」重松清、を借りてきました。
 本屋の「流星ワゴン」には「感動作No.1!」みたいなPOPがつけられていたのですが、わたしは新聞等で見る重松氏のコメントがあまり好きでなく、氏の小説には食指が動かずにいまじた。
 でも、読む本がないので(「半島を出よ」があるが)ダンナより先に読んでみました。
 そしたら結構夢中になって読んでしまいました。
 最後にどうなるのかが知りたくて、一気に読んでしまった。
 途中までの、本当に大切な事が何なのかを知って心から後悔しても、何も変えていけない無情かつ無常な感じが、この本の優れたところだと思います。
 後悔先に立たず。そんな言葉が、すごくリアルに突きつけられてきます。 
 わたしは、この本ではそこが好き。
 だから、最後のまとめ方がいかにも「感動作No.1!」、になっていることには拍子抜けしてしまいました。
 世の中には、家族とうまくいかないで不幸な人たちが山ほどいると思いますが、この本はそういう人たちに何の救いも与えてくれない気がする。少なくともわたしは、この本を読んで「そうだ、父親に連絡を取ってみよう」とは思いませんでした。
 なんていうかなあ、詰めの甘い話には感動できない。
 大嫌いだった肉親。その人との切っても切れないつながりを実感することや、その1人の人間としての生き方を受け入れていくこと、というのはあると思います。
 でもそれは、簡単に手にいれることができる感情ではないから。
 もっと納得させてくれるプロセスがほしいんです。そういう意味での詰めの甘さ。
 まあ、そう目くじらたてるほど悪い本じゃないんですが。
 ちょっと今、わたしは精神的にやさぐれた状態なのかも。
 「夜のピクニック」も大嫌いだし(笑)。
 
 そんなわたしが今大好きな本。それは、☆「ケロロ軍曹」☆!
 本気で笑えます。「これだよ、このセンス、いいないいな〜」と思う。
 友情とか家族愛とか、「ケロロ」の世界にこそ強く感じる。
 絵がきれいで、女の子ほんとにキュートだし、見ていて幸せになる。
 ・・・嫌いな物に関しては理詰めで説明できるのに、好きな物に関してはうまい言葉が見つからなくてじれったいわ〜。
 とにかく好きよ!「ケロロ軍曹」。
 最近、「よつばと!」といい、大好きなものは、下ムスメと共通しています(笑)。
 自分に同年代の女性の友達が少ないのも無理はない、と思わざるをえません・・・。
 友達もっとほしいんですけどね・・・。