久しぶりに本の話
ぼちぼちですが、本も読んでおりました。
「DEATH NOTE」1〜5 小畑健/大場つぐみ
「ダ・ヴィンチ」のベストテンにあったので、一気に購入して読んでみました。
字の多いまんがですね〜。ジャンプの小中学生読者がどんな感じでこのまんがを読んでいるのか、気になります。(内容的にも。どう受け止めているのかな、と)
わたしは大人なので、様々なキャラ、美しい細密な絵、ユーモア感覚、謎解き・・・など単純に楽しめました。
ライトがデスノートを手放してからのストーリーがあまり面白くない。
コミックスで読んでいきますが、あまりだらだらと長くならないといいなと思います。
「生首に聞いてみろ」法月綸太郎
去年のミステリ第1位、ということで買ってしまいましたが・・・。
おもしろくなかったです。
謎解きの部分は、「あら、そうだったの」ってかんじで、びっくりさせられる部分が全然なかった。人物の魅力がなく、まんがのコナンみたいに人があっさり死んでいく。
この本は、さっさと売りたい。
「好き好き大好き超愛してる」 舞城王太郎
図書館で予約した本が入ると「予約された〜という本が入りました」と電話をくれるのですが、まじめなお姉さんにタイトルを言わせるのが申し訳なかった。
文脈を追えなくて、がんがん読み飛ばしてしまいました。
うーん。つまんないです。
無理して読まなくてもいいよなー、と改めて思う。
「夕凪の街 桜の国」 こうの史代
評判に違わぬすばらしい作品だと思います。
ほんと、「今までにこんな感覚は味わったことがないな」と思いました。
心が動かされるのですが、それは「強く(激しく)揺さぶられる」という感じではなくて、帯で書かれているように、何かが心の中で「解かされて」いくような感じ。
「そして確かに
このふたりを選んで
生まれてこようと
決めたのだ」
という言葉の、心に染みること。すごくきれいなシーン。命の、美しいこと。
ぜひ学校の教材として使ってほしい作品です。
*これから読む本
ついにというかいよいよというか「十二国記」を読み始めました。
上のムスメがあまりにも本を読まないので、「どんなに本を読まない子どもにも面白く読める」(らしい)このシリーズを購入して、無理矢理読ませることにしたのです。
わたし自身は何とか買わないで読もうと思っていたのですが、ノベルスやホワイトハート系の文庫のシリーズがうちの近所の図書館には全然置いてないので、いちいち回送してもらって読むのが面倒くさくて、後のばしになっていました。こういった本を読んでるのを知られるのが恥ずかしい年齢でもあり・・・。
(でも「デルフィニア戦記」は図書館で読んだ。最初イラストのない文庫で読んでたんだけど、どうにも物足りなくて、ノベルスに代えてもらって回送してもらった。受け取るたびにいたたまれない思いをしました。おもしろい小説だから恥ずかしがることないんだけどね)
さて「十二国記」ですが、硬質な物語で、「どんなに本を読まない子どもにも・・・」というわけにはいかない感触。うちのムスメには歯が立たないのでは・・・。うーん。
とりあえずわたしが読んでいきます。