「石の猿」読了

「石の猿」、読了。おもしろかった!
 リンカーン・ライムのシリーズ、3つ目がつまらなかったので、読みそびれて
ましたが、「ボーンコレクター」「エンプティーチェアー」同様、「えーっ!この
人が・・・」という「1本とられた感」がありました。
 驚かせ方がワンパターン、と言えなくもないけど、軽快なリズムで読みやすく 

て、登場人物が魅力的で、読後感がよくて、十分満足。
 人物ではソニー・リーがよかった!正義の人。
 んー、「正義」っていうとちょっとニュアンスが違うかなあ・・・。
 私欲や自己防衛を超越して、シンプルにいいことをしようとする人。
 単純、純粋、きれいな心。(でも、おばかさんで。)
 リーが出てくる後半のシーンでは、何度かぐっときてしまいました。
 作中、リーは、老子の話をします。
 老子の思想について何か読んでみようと思いました。
 
 サックスが海に潜るところ、すごくこわかった♯♯
 暗くて、閉じていて、密度が高い・・・わたしが最も苦手とする状況です。
 アメリア嬢、恐るべし。