つまらない本

  今日も暗い話から。
 日記なんだから、どんなに暗かろうと誰にも迷惑かけやしないんだけどさ、つい明るく軽く楽しげなものに装おうとしちゃいますね。 
 今までにも好奇心で、「よく聞くけど、どんなもの?」とちょこちょこ見たりはしてた2ちゃんねる。昨日初めて、一つのカテの話がどう流れていくか、最初から最後まで通して読んでみました。
 思うのは、世の中にはほんとにいろんな考え方をする人がいるんだなあ、ということ。単純に「悪意」と呼べて、自分には無縁な世界なんだって考えられたら楽なんだろうけど、実際は、それは単なる「悪意」なんかじゃなくて、自分が日々向き合わなくてはいけない誰かの「違う考え方」なんだよね。昨日に続いて、これからどうやったら無事に生きていけるのかを考える。とにかく、何一つ人のせいにはしないで、自分のことは自分で何とかすることが大事だね。
 
 
 人がおもしろいと言っていても、自分が読んでみたらつまらない、ということはよくあることですが、「これなら大丈夫だろう」と久しぶりにお金を出して手に入れた本がつまらないと、頭にきますね。
 「夜のピクニック恩田陸
 つまらなかったです。きらい。
 わたしは、読み終わったときを「予定調和」を感じる本がきらいです。
 最後にこうしようというのを決めておいて、それに向けて登場人物たちを操り人形のように自分の都合のよいように操っていく小説。
 実際、小説家というのはそういうことをするのが仕事なわけですが、人物が「操り人形」に見えないようにするのが作家の力量だろうし、操っている人が見えてくると、ほんとむかむかしてきてしまう。
 無理して最後まで読まなくてもよかったな。
 でも、この本を一生の宝物にしようと考えるような人もいるわけで、本屋さん大賞みたいなのもとっちゃうかもしれないわけで、ほんとに人生いろいろ。十人十色。自分は自分です。
 ダンナや子どもにも読ませようと思って買ったのにな。もったいない。
 でもまあ、よくあることです。
 次は、ダンナが買ってきた
 「パーフェクト・プラン」柳原慧
を読みます。
 今読んでる「蒼穹の昴」はとてもおもしろいです。